NHK林理恵メディア総局長が20日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、20日にプロ転向を表明したフィギュアスケーターの羽生結弦(27)についてコメントした。

林メディア総局長は、羽生を「圧倒的な表現力と実力をお持ち。氷上の姿は本当に美しくて、私が言うのも口幅ったいけれど、世界のフィギュアスケート界をけん引してこられて、日本が誇る世界のスーパースター」とたたえつつ、「NHK杯やオリンピックなどで拝見できなくなるのは寂しい気持ち」と述べた。

20日の会見で羽生は、プロ転向とともに、4回転半の技術を磨いていく意思を表明。NHKのスポーツ番組にコメンテーターなどとしててオファーする可能性については「アスリートとして極めたい気持ちを持っていらっしゃる方なら、氷上でお姿を拝見するのがいいかなと思う」。

一方で「もし『出たい』と言っていただいた時、『出ないでください』という、そういうことではありません」と笑いつつ、「ご自身が目指すところを尊重することが一番。そういう羽生さんをこれから応援したいし、ご活躍をお祈りしています」と語った。