日向坂46が23日、山梨・富士急ハイランドコニファーフォレストで、野外ライブ「W-KEYAKI FES. 2022」を開催した。

昨年に引き続き2年連続の開催。今年は21日から日向坂46、櫻坂46、日向坂46、櫻坂46の順に単独ライブを2回ずつ開催する予定だったが、複数のメンバーが新型コロナウイルスに感染した櫻坂46の単独ライブは中止となっていた。

櫻坂46は改名前、欅坂46として17年から3年連続で恒例野外ライブ「欅共和国」を同所で開催していた。17、18年の「欅共和国」には、当時けやき坂46(ひらがなやけやき)だった日向坂46も参加していた。2グループにとってゆかりの地のライブで、思い入れも深い。

この日は序盤に日向坂46のキャプテン佐々木久美(26)が「本来櫻坂46さんと交互でライブをやる予定だったんですけど、櫻坂46さんのライブが中止になってしまいました」と報告。櫻坂46キャプテンの菅井友香(26)からのメッセージを代読した。

「日向坂46と櫻坂46は同じ『欅(けやき)』から生まれたグループということで、これからもリスペクトし合いながら、いい関係を築いていけたらうれしいです。目に見えない感染症との戦いは続いていますが、来年こそ2チームがここに集えることを願っています」

佐々木久美は「私たちは櫻坂46さんの分の魂を背負って、この『W-KEYAKI FES.』を盛り上げて、楽しんでいきたいと思います。皆さんも一緒に楽しみましょう!」と呼び掛けた。

中盤には欅坂46の楽曲「語るなら未来を…」をパフォーマンス。けやき坂46時代からの代表曲「誰よりも高く跳べ!」を披露すると、「皆さん最高です! 過去イチの盛り上がりを見せてくださってありがとうございます!」と喜んだ。本編ラストは「知らないうちに愛されてた」を披露。佐々木久美は「『W-KEYAKI FES.』という1年に1度のフェスで、皆さんと1つになれたことうれしく思っています。今日も最後に一緒に踊りましょ~!」と呼び掛けた。

アンコールで「ドレミソラシド」を歌い、齊藤京子(24)は「最初にやった『欅共和国』の時から出させていただいていたと思うと、感慨深いですし、来年は櫻坂46さんと、(体調不良で欠席した)影山優佳と、全員で出られたらいいなって思います」。

佐々木久美は「菅井キャプテンは、(けやき坂46時代の)私たちにとってのキャプテンでもあるじゃん。みんなのキャプテンだから。最初の言葉、読みながら感動しちゃって、ゆっかー(菅井)って本当にすごいって思っちゃった」と明かした。加藤史帆(24)も「うん! すごい!」と強く同意していた。

富士急ハイランドの園内には、「W-KEYAKI FES.」を記念した欅の木が昨年植えられた。佐々木久美は「あの子まだ、2歳とかなんですよ。なんと寿命が1000年らしい。だから最低でも1000年は『W-KEYAKI FES.』続けていきたいと思います。私たちの根っこである『欅(けやき)』という場所に帰ってこられるところが大好きなので、来年からもずっと守っていきたいなと思いました」と誓い、拍手を浴びた。

さらに、全国アリーナツアーの開催も発表。9月10日、11日のAICHI SKY EXPOを皮切りに、同17、18日に神戸ワールド記念ホール、10月17日、18日に横浜・ぴあアリーナMM、11月12、13日に代々木第一体育館で公演を行う。