落語家の林家たい平(57)が29日、埼玉・ユナイテッド・シネマ ウニクス秩父で、同館のオープニングテープカットセレモニーに出席した。

同市の29年ぶりの映画館がこの日オープン。同市の観光大使を務めるたい平は「うれしくてしかたがありません」。自身の幼少期には、3館の映画館があったとし、「それぞれ特徴を持って秩父市民が楽しんでおりました」と懐かしんだ。

現在、秩父市民が遠出しないと映画を見られない現状を憂い、「映画館はその街の文化。根ざしていないと文化の花は咲かない。楽しかった思い出をこの地で育んでいくのが映画館」と映画館の重要性を説いた。

さらに「今がスタートです。秩父の映画館を育てるのは私たちや秩父に住むみなさんです。それは長く長く子どもたちに文化を残すことだと思います」。

主演映画「でくの空」(島春迦監督、8月26日全国公開)が同館のオープニング作品に選ばれた。たい平は、大ヒット中のハリウッド映画「トップガン マーヴェリック」と比較して「テーマは同じだけど、製作費は1000分の1」と笑わせつつ「何もない日々の暮らしに人生ドラマがあって、映画のスクリーンになることがあることを『でくの空』を通して感じてもらえれば」と呼びかけた。