嵐二宮和也(39)の主演映画「ラーゲリより愛を込めて」(瀬々敬久監督、12月9日公開)の完成報告会見が17日、都内で行われ、共演のSexy Zone中島健人(28)が出席した。所属事務所の先輩である二宮へのリスペクトや憧れを明かした。

同作は作家辺見じゅん氏のノンフィクション小説「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」が原作。45年の終戦後、厳冬のシベリアが舞台だ。捕虜となった優しい青年、新谷健雄を演じる中島は「僕の心から尊敬している役者でもあり、先輩でもある二宮くんの大作の一部になることができて幸せに思っています。未来を引っ張っていく方々にちゃんと継承していかなければいけない、そういうふうに感じています」とあいさつした。

撮影を振り返り、「人生で初めて丸刈りにしたんですよ。衝撃でしたよね。人生で初めてふんどしも着けて」と明かした。「瀬々さんもいるし、二宮大先輩もいるし、負けらんないなと思って。待ち時間はロケジャンを着るのやめたんですよ。ずっと裸で俺は強いんだっていうアピールしていたんですけど。監督にすぐ着ろって怒られて」と回想し、笑いを誘った。

その上で「みんな寒いんです、シチュエーション的に。目の前の二宮くんに、僕が『もう寒いんでロケジャン着てください』って言ったら、『後輩がこんな寒がっているのに、俺は絶対着ることはない』って。裏でもめちゃめちゃ映画スターでした。本当カッコいいなと思って」と明かした。二宮は「だって、素っ裸の人に『服着てください』って言われても、着られます? 着られないですよね」と司会者に尋ねて笑わせた。

あらためて中島は「二宮くんは丸刈りの先駆者なので、その後継としてしっかりと二宮くんの映画でそのヘアスタイルができたことは本当に光栄でした」と感謝した。中島の存在感について聞かれ、二宮は「重要なんだなと思いました。見ていていろいろ思うことがある映画だと思うんですけど、新ちゃんが出てくると明るくなるというか。映画の重さみたいなものを軽くしてくれた存在じゃないかと思います」と称賛した。

北川景子(35)松坂桃李(33)桐谷健太(42)安田顕(48)らも出席した。