参院議員で歌手の中条きよし(76)が5日、オンラインで新曲「カサブランカ浪漫」の発表会見を行った。

7月の当選後、歌手としては初イベント。メタバースで、代表作「必殺仕事人」シリーズの三味線屋勇次のアバター姿となり、1日限定でのスナック店長を務めた。

中条は新曲について「正直、自分の中でも、ラストシングルだと思っていて、そういう曲に出会えるかが大事で、音源を聴いて、ピッタリと合った」。76歳での新曲発表には「歌手は、声の出る一番いい時に引退するのが理想的だと思う。吉田拓郎さんは76歳、同じ年齢で年内引退、加山雄三さんは85歳、橋幸夫さんは79歳で来年5月に引退。感慨深いものがあるな。自分も『うそ』の、あなたの~うそ~がわかるのよ、の「の」が音が出なくなったら歌手は辞めようと思う」などと話した。

中条は先月22日に新型コロナウイルスに感染したことを公表し、1日にはツイッターに「コロナの自宅療養期間が終わり、昨日から再始動しました」と公務に復帰したことを明らかにしていた。