お笑いコンビ・オジンオズボーンが8日夜、篠宮暁(39)の公式YouTubeチャンネル「SHINOMIYA【オジンオズボーン篠宮】」で配信した動画の中で、高松新一(41)が芸人を引退する意向であると発表した。その上で“終活”として年末まで解散ライブなどを行っていくと発表した。

冒頭で、篠宮が「高松の方からお話がございまして」と切り出すと、高松が「私、オジンオズボーン高松、芸人辞めます」と口にした。篠宮は「ははははは…おもろい。信じられへん過ぎて。現実味もないというか。ずっとライブとか仕事、普通にやってますので」と笑いつつ、経緯を説明した。

篠宮 7月2日に高松君から電話がかかってきて…かかってくることないんで再婚か、もう1つ、可能性があれば解散、芸人を辞めると。見事に当たりまして「辞めます」と。

高松は、芸人引退の理由について「1こじゃない。いろんなのがあって、辞めますと。分かりやすいところで言うと、芸人という仕事、自分的には魅力をだんだん、感じなくなっていった感じ。何となく感じていたのは5年前とか」と説明。その上で、1年前に辞めたかったが、篠宮が「キングオブコントを目指そうぜ」と口にしたのを受けて、頑張ろうと翻意したという。ただ、篠宮が自身の歌ネタなどに時間を取られたため、コントを作ったものの予選にも出られるようなネタを作れず「1本も出来ないって…キングオブコントに出るって何だったんだろうな?」と限界を感じたという。

篠宮は「電話で『やることやってないのに、辞めると絶対、後悔する』って止めた自分に驚いた」と説明。その上で「終わるまでを、ドキュメントというほど大それたものではないけど、追っていかせていただけたらと。毎週、毎週、配信をやらせていただいて」と、高松を追いかける配信を毎週、行う考えを明かした。その上で「解散ライブ、してもいいですか?」と提案した。

高松は「解散ライブ、というのは嫌だ、正直。2人とも芸人、辞めるとかじゃないじゃん。俺が辞めるという…篠宮は残るし」と一瞬、難色を示した。篠宮が「辞める方はええ。残る方は(解散ライブは)きつい」と言えば、高松は「辞めるのも結構、恥ずかしいよ」と苦笑した。

篠宮は「客観的に見ても、もったいなさ過ぎる。23年、やってきて…というのもあって、年末までやる終活の中で気持ち、変わららなければ、お前はそのまま辞めてもいいし、やっていく中で、お前の心境にやり続ける気持ちが、もし芽生えたらいいなという気持ちもありつつも、俺は活動をやっていきます」と高松の翻意に、わずかながら期待を口にした。ただ、高松から「篠宮はもう1回、芸人で頑張ろうという風になって欲しいということで良いですね?」と投げかけられると「お前を別に辞めさうとかいう感じでないし、続けてと懇願する感じでもない。そこは大人やねんから自分で考えて…」と答えた。

その上で、篠宮は「年末まで考えれば、まとまったり変化も出るんじゃないかと淡い期待を込めて終活、やっていけたらと思います。12月31日で終わりで良いですか? コンビ活動は今、元々、決まっているのが1月まである。でも、気持ち悪いでしょ」と高松に問いかけた。さらに「年末解散で何となく…31日の方が良いでしょ? 解散ライブ終わって、最後、生配信」と、解散ライブと、その後の生配信の2本立てを行う可能性を示唆。高松から「おいっ! そこ、はめたな、お前!!」と突っ込まれると「辞める人間が、ゴネんなや!! 年末まで頑張らせていただきます」と口にした。

オジンオズボーンは、所属の松竹芸能養成所在籍時の1999年(平11)にコンビを結成した。