NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜午前8時)の9月30日に放送された最終回、第125話の平均世帯視聴率が16・7%(関東地区)だったことが3日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第116話の17・6%だった。平均個人視聴率は9・3%だった。

沖縄の料理に夢をかけた料理人を目指す沖縄生まれの主人公、比嘉暢子(黒島結菜)と、支えあうきょうだいを描いた物語。タイトルの「ちむどんどん」は、心がワクワクすることを意味する。ヒロインの父親を大森南朋、母親を仲間由紀恵、きょうだいを竜星涼、川口春奈、上白石萌歌、が演じる。主題歌はドラマの舞台となる沖縄県出身の歌手三浦大知が書き下ろしたオリジナル楽曲「燦燦(さんさん)」を歌う。

あらすじは、暢子(黒島結菜)の新しい店「やんばるちむどんどん」の開店初日を迎え大盛況だったが、その日、歌子(上白石萌歌)が熱を出し倒れてしまった。高熱はなかなか下がらず、優子(仲間由紀恵)らが心配する中、千葉から賢秀(竜星涼)も駆けつけた。暢子はみんなを連れて海に向かい、何度も「おとうちゃ~ん」と叫び、歌子の無事をお願いした。

月日が流れ、賢秀(竜星涼)は、家族で地道に豚を育て上げ、これまでの家族に借りた借金を倍にして返済。良子(川口春奈)は夫妻そろって校長先生まで勤め上げ銀婚式で海外旅行の夢をかなえた。歌子は高熱から回復し、その後は10年もの間、風邪をひかず、さらに民謡歌手としてたくさんのレコードを出した。和彦は念願だった本を出版し沖縄の文化を発信続けた。暢子はお店の「やんばるちむどんどん」も繁盛し、息子の健彦にも子供ができ、料理三昧の日々を暮らしていた。