麻雀プロリーグ「Mリーグ」の2022-23シーズン開幕式が3日、都内で行われた。昨年7位となった赤坂ドリブンズが、リーグ史上初の2度目の優勝を誓った。

園田賢プロ、村上淳プロ、鈴木たろうプロ、丸山奏子プロが登場し、取材に応じた。18年から19年にかけて行われたリーグ初年度王者。園田は「1年目の、優勝した時のあの栄光の感じをすごく覚えていて。いろんな人に祝っていただいて、強いんだって言ってもらってた時代があって」と振り返り、「2年目以降、なんかどんどんドリブンズの存在感が薄くなっていっていると思う。今考えれば、調子思ってたのかな」と吐露した。

「もうそろそろ、バーンと跳ねたいですね。もう長すぎました。モヤモヤする期間が」と訴え、「僕らは期待値、期待値、って言ってきたんですけど、今日あいさつの前に監督にLINEしたら、『期待値を超えていく気合で』みたいに言われて。だから、今年は気合でいきましょう」と明かした。

村上は「多分この中だと、一番もともと気合を入れる人間。感情が乗るタイプなんで」と明かし、「根性見せろよ、みたいなことだと思うので」と監督の意図を推測した。「本当にちょっと冬の時代が長いというか。僕は特に去年、本当にやっちまったんで、今年は気合で。この4人で優勝したいと思う気持ちが強いです」と力を込めた。

鈴木は「麻雀いくら気合入れて頑張ってもダメだっていうのは分かっているとは思うんですけど、それを言ったらおしまいなので…」と前置きし、笑いを誘った。「見てくれる人がわーすげーって思ってもらえるような。常識を疑うというか。驚かせたいという気持ちがあります。すごいと思わせられるものを、見せたいですね」と意気込んだ。

紅一点の丸山は「私は選択がブレそうになる瞬間もあるので、から回らないように冷静に打ちたいです」と宣言。「選択以外の表情、姿勢とかでさらに麻雀っておもしろく伝わるものだと思うので、気合を入れて頑張りたいです」と笑顔で明かした。

園田は「テーマは『やるっきゃない』です。目標は毎年変わらず、チームは優勝、個人は全員MVPです」ときっぱり。開幕式のあいさつは、TEAM RAIDEN/雷電に所属する萩原聖人からアドバイスを受けてアレンジしたという。「萩原さんに感謝です」と話していた。