女優上白石萌音(24)が6日、都内で、「#木曜日は本曜日」プロジェクトの発表会に出席し、書店員を初体験した。

無類の読書好きを公言している上白石はオレンジ色のエプロンを身にまとった書店員姿で登場し「今日は、とことん書店員の一日を楽しみたいと思います」とあいさつした。

書店員の仕事体験の一環で、自ら選んだ大切な10冊のオリジナルPOPも作成。文字をカラフルに使い分けて「十冊十色」と書き込んだ。「それぞれにそれぞれの色があって、ここの十冊だけじゃなくて、本の数だけ本の色があるなって思って、われながらいい感じです」と胸を張った。現役書店員からも「さまざまなジャンルの本を選んでくださって、簡潔にひと言で表してくださった。この短時間で思いついたのはセンスを感じますね」と絶賛された。書店員体験を「本屋さんで働くのは憧れの1つだったのでそれがかなってうれしかった」と喜んだ。

イベントを通して「(本屋は)人が作っている空間なんだなというのはすごく今日感じました。書店員さんたちが、読んでほしい本とか、人に合うだろうなと思った本とか、本と人を人がつないでくれる本当に温かい場だなと思いました」といい「本も人が書いているものですし、人が編んでいるものですし、人がたくさん集まったにぎやかで楽しくて静かで温かい場だなと思ってより愛が深まった時間でした」と笑顔をみせた。

最後に本屋への応援メッセージを求められるとフリップに「(本屋へ)一生通います!」と書き込み「人生何が起こるかわかりませんが、一生本を読んでいる自信はあるので、一生お世話になります!」と力強く宣言した。

同プロジェクトは、東京都書店商業組合が、本屋への来店客数増加を目指す新たな取り組み。