14年に62歳で亡くなったジョニー大倉さんの追悼ライブ「ジョニー・フォーエバー2022」が13日、東京・銀座タクトに100人を集めて開催された。

ジョニーさんの長男のケニー大倉(50)、次男の大倉弘也(43)、孫の恵太(19)とおいのSEIJIが出演。シークレットゲストに横山剣(58)、スペシャルゲストにSHINJIRO(58)を迎えて、ジョニーさんがメンバーだったキャロルの「ファンキー・モンキー・ベイビー」「ルイジアンナ」、そして「東北ピープル」など全27曲を熱唱した。

オープニングは弘也が担当。「分からないとは思いますが、今日のために減量してきました。今日は100人入りましたが、皆さんも減量してくれれば、もっと入ることが出来る」と笑って「ハイウェイ・サタデイ・ナイト」など4曲を熱唱した。

続いてケニーが登場して「ジョニーが亡くなって8年たちますが、今日は来ていただいてありがとうございます。見た目は弘也の方が長男ですが、僕が長男です(笑い)。今日はジョニーのすばらしい歌を聞いてください」と「ロックンロール・フェスティバル」など4曲を歌った。

ここで、この日会場に応援に駆けつけた、ブリキのおもちゃ博物館館長の北原照久氏、作詞家売野雅勇氏、歌手マリーン、セイントフォー濱田のり子らが紹介された。

続いてクレイジーケンバンドの「タイガー&ドラゴン」が会場に流れる中を「♪俺の話を聞け~」と歌いながら、シークレットゲストの横山が登場。「川崎リターン・ブルース」「ハニー。エンジェル」など3曲を熱唱した。

横山は「よく、横浜とか言われるけど、俺が生まれたのは川崎だからね。初めてキャロルを見たのは小学校6年。神田の共立講堂でチューリップを見に行って、まだ無名のキャロルを見た。中2の時に買ったアルバム『キャロル・ベストヒット20』に『エンジェル・ハート』が入っていた。ジョニー大倉さん、イ~ネッ!」とポーズを決めた。

後半はケニーと弘也が、それぞれソロでステージ。弘也が、ジョニーさんの孫の恵太を呼び込んで「作詞、作曲、ギターもこなしてレコード会社各社から注目を浴びています。恵太が世に出る時は、僕もしっかり乗って行きたいと思っています。そこは外せない」と笑った。

恵太は、ジョニーさんが恵太のために書いた「BABY BLUE」など2曲を歌って「いいっすね。メッチャ楽しい」と笑顔を見せた。ケニーは「恵太のために作った曲です。おやじも喜んでいると思います。“奇跡の50歳”が見守っていきます」と力強く宣言した。

最後はケニー、弘也にSHINJIROをゲストに迎えてキャロルのヒット曲を次々と熱唱。弘也は「まだまだロックンロールとジョニー魂を継承していきたい」。ケニーが「ジョニーのことをいつまでも忘れないでください」と呼びかけて「ジョニー フォエバー!」と全員で叫んだ。【小谷野俊哉】