英王室を離脱したヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻が、英王室恒例のクリスマス休暇を家族と過ごすために帰国することはないだろうと英デイリー・メール紙が報じた。

9月にエリザベス女王が死去して初めて迎えるクリスマスは、チャールズ国王とカミラ王妃が女王時代から続く伝統を守り、英東部ノーフォーク州サンドリンガムにある邸宅「サンドリンガム・ハウス」に家族が集うという。

女王がいないクリスマスとなるが、国王と王妃は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で過去2年間は大きな集まりを催すことができなかった一般の人々と同様に家族が集まることを望んでいるという。

国王は米国に暮らす息子ヘンリー王子とメーガン妃夫妻にも招待状を送っているが、夫妻が英国にやってくることはないだろうと国王に親しい人物が、同紙に述べている。

年明け早々、王室にとって大きな痛手となることが予想される回顧録の出版を控えるヘンリー王子が、クリスマス休暇を過ごすために渡英することは誰も期待していないとこの人物は述べている。

招待者リストは発表されていないが、ウィリアム皇太子夫妻の出席は確実視されている。一方、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻のほかにも未成年への性的暴行疑惑で公務を退いた国王の弟アンドルー王子やカミラ王妃と元夫との間の子供たちが招待されるのかも注目されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)