8日に公開される英国のヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)のネットフリックスのドキュメンタリー「Harry&Meghan」が波紋を広げる中、来年5月6日に英ロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われるチャールズ国王の戴冠式に夫妻の出席が禁じられる可能性があると英サン紙が報じた。

王室作家のリチャード・フィッツウィリアムズ氏が、ヘンリー王子夫妻による「ダイナマイト攻撃」を何カ月も無視し続けた後で、国王は夫妻の出席を禁じるだろうと述べ、家族はその後は夫妻との関係を断ち切るかもしれないと語った。

同氏は、番組の公開によって国際的な報道合戦が起こることは避けられず、王室にとって勝ち目のない状況になるとの考えを示し、ドキュメンタリーが公開されても反論することはないだろうと述べた。コメントしても王室にとっては利益にならないため、沈黙を貫くと予想している。また、議論の余地があるにも関わらず、ヘンリー王子夫妻はさらなる攻撃的な内容を公開するのではないかと懸念も示している。

1日と5日に公開された予告編で、夫妻は王室が情報をリークし、時にネタを仕込んで自分たちを攻撃していると主張。ヘンリー王子が王室を「汚いゲーム」と批判して物議を醸している。

王室にとって暗い影を落とすクリスマスになるが、米ピープル誌によると、同番組の第2弾が公開される15日には、キャサリン皇太子妃が主催するクリスマスの特別なイベント「クリスマス・キャロル・サービス」に一家が勢ぞろいするという。ウェストミンスター寺院で行われる同サービスには、夫のウィリアム皇太子はもちろん、チャールズ国王とカミラ王妃も出席し、9月に死去したエリザベス女王と女王の信仰、奉仕、思いやりなど生涯を通じて示してきた価値観をたたえるという。(ロサンゼルス=千歳香奈子)