水谷豊が主演するテレビ朝日系連続ドラマ「相棒 21」(水曜午後9時)の第8話が7日に放送され、平均世帯視聴率が10・5%(関東地区)だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・9%だった。前週は世帯が14・3%、個人が8・0%だった。

名推理で事件の謎を解き明かす警視庁特命係の杉下右京係長(水谷豊)。切れモノ過ぎるゆえに上層部からにらまれ、閑職に追いやられた右京が、さまざまな事件解決に挑む人気シリーズ。寺脇康文演じる初代相棒の亀山薫が、約14年ぶりに“5代目相棒”として活躍する。

◆第8話のあらすじ

捜査一課の伊丹憲一(川原和久)が、夫も子もある女性に横恋慕し、大河内春樹首席監察官(神保悟志)の聴取を受けていた。

発端は2日前に起きた殺人事件。投資会社勤務の大久保という男性が自宅で殺害され、『え』『つ』と読める血文字が発見された。容疑者として浮上したのが、篠塚というチンピラ。2年前、ひったくりで逃走中の篠塚を、取り押さえたのが大久保だった。

捜査一課は、お礼参りの線で篠塚の行方を追跡するが、その矢先、伊丹が思わぬ行動に出る。篠塚の立ち寄り先として目星を付けていたアパートに、女性が子供と帰宅したところ、強引に室内に押し入ったのだ。

女性は、篠塚の妻・由香子(霧島れいか)。彼女は弁当店に勤め、伊丹は店の常連だった。

交際相手の女性に夫がいて、しかもそれが被疑者と知って頭に血が上ったのでは…!? そう勘繰る声もあったが、伊丹は完全黙秘。そんな中、右京と薫が捜査に乗り出すと、『え』『つ』に当てはまる怪しげな人物が次々に浮上し…。