漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2022」の決勝が18日、行われ、お笑いコンビ、ウエストランドが優勝して第18代王者に輝いた。さや香、ロングコートダディとの最終決戦を制し、過去最多7261組の頂点に立った。

最終決戦で、ウエストランドに票を入れた松本人志(59)は「こんなちょっと窮屈な時代なんですけど、なんかキャラクターとテクニックさえあれば、こんな毒舌漫才もまだまだ受け入れられるっていうすごい夢を感じましたよね。すばらしかったです」と絶賛した。

初の審査員を務めた山田邦子(62)は「本当に予習では一番つまらないと思っていた人たちだった。私の目は節穴と思いました。あなたたちは一番仲が悪いとみました。最高でした」。

立川志らく(59)は「もうあなた方は絶対にスターになります」と太鼓判を押した。

大会は7人の審査員(ダウンタウン松本人志、立川志らく、サンドウィッチマン富澤たけし、中川家・礼二、ナイツ塙宣之、博多華丸・大吉の大吉、山田邦子)がそれぞれ100点満点、合計700点満点で採点。合計得点の上位3組が最終決戦で2度目のネタを実施し、最も審査員票を多く獲得した組が優勝する。

王者には、漫才日本一の称号と賞金1000万円などが与えられる。

今年は昨年まで審査員を務めた上沼恵美子(67)とオール巨人(71)の両ベテランが勇退。大吉と、初審査員となる山田邦子(62)が加わって行われた。

◆ウエストランド タイタン所属。井口浩之(いぐち・ひろゆき)は1983(昭58)年5月6日、河本太(こうもと・ふとし)は1984(昭59)年1月25日生まれ。ともに岡山県出身。津山商の同級生で08年結成。コンビ名は同市のショッピングセンターから。井口はサッカー好きでフットサルもプレー。2重歯列を番組企画で治療したこともある。河本は19年にヒロシ、ベアーズ島田キャンプと「チーム焚火会」を組み、「第1回サウナ温め選手権日本大会」に優勝。フィンランドで行われた世界大会に出場した。