長澤まさみ(35)主演のフジテレビ系連続ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」(月曜午後10時)の最終回となる第10話が26日に放送された。

同時間帯ではツイッターで「#エルピス」がトレンド入りした。「釈放されて泣きながらショートケーキ食べてるので全部回収されたなーーー」「これは上手くまとめたなー。納得の最終回。エルピスは希望だったね。めっちゃ面白かった!」「テレビの前で拍手した!すごいドラマだった。報道で報道できないからドラマで報道する、この国の真実。目をそらされてる真実」「最後チェリーちゃんの涙目にもらい泣き」などと書き込まれていた。

長澤にとって18年4月期のフジテレビ系「コンフィデンスマンJP」以来、4年半ぶりの連続ドラマ出演。

最終話で岸本拓朗(眞栄田郷敦=22)は、大門副総理(山路和弘)の娘である妻と離婚し、事務所も退職し身ひとつになった大門亨(迫田孝也)が、命を懸けて大門に対するレイプ事件“もみ消し”疑惑を告発しようとしていたことを知った。亨の死の意味を理解し、言葉を失う。一方の村井(岡部たかし)は、亨の正義を踏みにじり、自らの保身のため、身内の死をもってすべてに終止符を打とうとする大門のやり方、さらに、権力という名の悪から目をそらし、平然と報道を続けるマスコミのあり方に怒りを爆発させる。

「ニュース8」のスタジオに殴り込んできた村井のただならぬ様子を見た恵那は、その真意を知りたいと、拓朗のもとを訪ねる。しかし、亨を死に追いやったことに責任を感じ、かつて、村井の忠告の意味を嫌というほど思い知らされた拓朗は、恵那の言葉に虚無感といら立ちを覚え、今度こそ、この一件から手を引くと宣言する。深い失意と恐怖に襲われる拓朗の言葉に、恵那が出した答えとは。