元フジテレビアナウンサー河野景子(58)の次女・白河れい(20)がフジテレビ系で9日スタートする新情報バラエティー番組「ぽかぽか」(月~金曜午前11時45分)の月曜レギュラーで、芸能界に電撃デビューする。8日都内で行われた取材会で発表した。女優として活動していくという。

21年に大学に入学したのを機に、自ら芸能事務所を探しオーディションサイトに登録。大手芸能事務所スペースクラフト・エージェンシーの目に留まり、同5月下旬に所属が決定した。

スチルカメラ25台、テレビカメラ10台、取材陣50人の前で白河は堂々と宣言した。「女優は6歳から志していた。日本人女性として海外で活躍できる女優になることが目標」。黒地に花があしらわれた一蔵の振り袖は「女優として頑張っていきたい気持ちの強さを表した」チョイスだった。母も「本当に温かい場所でしょ。笑顔で感謝を忘れずに楽しんでおいで」と古巣でのデビューを喜んでいるという。

2年の英国留学を経て21年4月に大学に入学すると、同下旬から家族に内緒で芸能事務所を探した。同5月に同社と面接して両親の存在を、入所決定後は家族に芸能活動を始める意思をそれぞれ伝え、靴職人の兄花田優一(27)から「笑顔で頑張って」と励まされた。父で元貴乃花親方(元横綱)の貴乃花光司氏(50)とは、17歳の誕生日の19年4月18日を最後に会っておらず「直接的に伝えられたら。人生一番のサプライズで喜んでくれたら」と報告の機会を期待した。

1年間、演技の修業を積み、今年に入りフジテレビ関係者と面談の機会があり、いきなり伊集院光とともに月曜レギュラーという大役をつかんだ。「すごくうれしい。良い意味で実感があまり…現場に行ってから緊張が湧いてくるのかな?」と笑った。「人の光になりたい。れいは英語(ray)で光。白い河に光がさすという由来で」と自らつけた芸名のように、輝ける未来に1歩を踏み出した。【村上幸将】

◆白河れい(しらかわ・れい)2002年(平14)4月18日、東京都生まれ。3歳から13歳までバレエに取り組んだ。16歳から18歳までは英国に留学して学業に専念。英語の知識を深めたいと帰国後、日本の大学に入学し現在、大学2年生。憧れは米女優ジュリア・ロバーツで、好きな作品はヒューマンドラマや、ラブロマンス。165センチ。

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○…母の河野は、上智大外国語学部フランス語学科を卒業した88年、フジテレビに入局した。アナウンサーとして活躍しパリ支局にも駐在。94年にフリーに転向し翌95年、当時横綱だった貴乃花と結婚した。03年に貴乃花が引退し、相撲部屋のおかみとなるも14年に活動を再開。16年に自らの会社ル・クールを設立し河野景子のことばのアカデミーを開校。18年10月に離婚した。一般社団法人日本語力検定協会名誉会長を務め講演活動などを行っている。