米俳優ニコラス・ケイジ(59)が、元妻で故エルビス・プレスリーさんの1人娘リサ・マリー・プレスリーさんが54歳の若さで12日に亡くなったことを受け、「大きな打撃を受けている」と追悼のコメントを発表した。歌手として活動したリサ・マリーさんは、2009年に死去した歌手マイケル・ジャクソンさんと離婚後、02年にケイジと再々婚するも、わずか4カ月で離婚している。

3番目の夫だったケイジは、「リサは私が今まで出会った中でもっとも愉快だった。彼女は全ての部屋を明るくし、私は悲嘆に暮れています」と述べ、54歳の若さでこの世を去った元妻を追悼した。

また、リサ・マリーさんが亡くなる直前に出席した第80回ゴールデン・グローブ賞授賞式で共演した、プレスリーさんの半生を描いた米映画「エルヴィス」(22年)に出演する米俳優トム・ハンクスの妻で女優のリタ・ウィルソンも、「突然で、ショッキングな訃報に私とトムは心を痛めています。私たちは『エルヴィス』の宣伝ツアーでご家族と一緒の時間を過ごしました。リサ・マリーはとても正直で率直で、繊細で、映画について期待を寄せていました」と自身のインスタグラムに追悼メッセージをつづっている。

リサ・マリーさんは米ロサンゼルス郊外カラバサスの自宅で心臓発作を起こして心停止に陥り、救急搬送された病院で12日、死亡が確認された。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)