タレント山田邦子(62)が20日、TOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜午後5時)にゲストで生出演し、昨年に引き受けた「M-1グランプリ」の審査員について語った。

山田は「思いもよらない仕事だった」と前置きし「ギャラいくらなんだろう。まだ振り込まれていない」と話した。昨年の夏が終わるころにオファーが来たという。「(大会)1週間前に発表になったときから、うわぁ~ってなって。誰? とか、よく知っている人からは『おめでとう』って言われて。審査員におめでとう? って変だなと思ったけど、大きくていい大会だね、出てみて分かったけど」と振り返った。

大会本番は「審査は楽しかった。審査員がピリピリしているの。(芸人として)何かとやかく言われると腹立つけど、意見は言ってもほしいなってのもあって」と回想。「全審査員が審査される。国みんなが評論家なの。それを楽しんでるみたい。俺なら何点だって」と言い「私だけ変だったんでしょ?」と言い放った瞬間、1人で爆笑。スタジオも同調した。

最初に漫才を披露したカベポスターに84点を付けた採点基準が物議をかもした。「80を平均でいこうと思ったわけ。そのあともみんな80点台出してたよ。そうじゃないと、大爆笑との差がなさすぎて。面白いのは当たり前なんだからさ」と持論を展開した。

スタジオでは昨年のM-1グランプリの山田の採点内訳がパネルに明かされ「でもまぁまぁじゃない」と自画自賛するも、MC垣花正から「終わってみればまぁまぁに見えるんですけど、最初にカベポスターの84点を出したときの日本中のどよめきが…」とぶり返された。山田は不満顔で「初回みんな90点台だったわけよ。私だけ80点台で目立っちゃったのよ」と説明した。

垣花からさらに「最初だから90点ぐらいに置きにいくのかなと思いましたけど」と追及されても「それなんかインチキやん。そういうのは嫌だと思った」とすぐに反論した。それよりも反省したのは「オープニングで、髪の毛をショートにしてたから、『栄倉奈々です!』って言っちゃったわけ。で、ウケたんだけど、なんでIKKOですって言わなかったんだろうって。どんだけ~」とおなじみの右指をゆらゆらさせながら、痛恨の表情を浮かべていた。