NHKは今月31日に、報道番組「クローズアップ現代」(月~水曜午後7時30分)で、囲碁の若手女流トップ棋士たちを特集する「史上最年少の頂上決戦 囲碁界に新風! 若手棋士たちの物語」を放送する。

番組では現在1勝1敗となり、来月6日の最終第3局にもつれ込んだ「女流棋聖戦」の舞台裏に、昨年11月から密着。仲邑菫三段は、19年に日本棋院の英才特別採用枠で史上最年少の10歳でデビュー。「中学生のうちにタイトルをとりたい」と決戦を前に韓国に渡り、強豪相手に武者修行する姿を追う。

一方迎え撃つ上野愛咲美女流棋聖(21)は、相手の石を大量に仕留める攻撃的なスタイルが「ハンマー」と恐れられるトップ棋士。今回は“すみれもん対策”と題したノートを手に、AIを活用しながら研究する姿に迫る。

生放送のスタジオには、2人と対局経験のある藤沢里菜女流2冠(24)が出演する。女性棋士たちの知られざる物語と、彼女たちの活躍の背景にある、存続をかけた日本囲碁界の戦略について語る。