日向坂46の四期生が12日、千葉・幕張メッセイベントホールで、初の単独イベント「おもてなし会」を開催した。2日間計1・5万人を動員。コロナ禍後初めて観客の声出し制限も解除され、ファンを熱狂させた。

冒頭で12人が1人ずつ登場し、特技を披露するなどして自己紹介。早くも大歓声を浴びた。清水理央(18)は「この公演では、マスクをしていただいた状態での声出しが解禁となっています。ぜひ皆さん、声を出して、私たちのことを応援してくださったらうれしいです! よろしくお願いします」と笑顔でアピールした。「皆さんの声を聞いて『私、日向坂46なんだな』って実感しました。うれしかったです」と喜んだ。

「ひら砲」という必殺技を持つ平尾帆夏(19)は「声援を皆さまからいただけるのが本当に本当にうれしくて。『ひら砲』をこんなに大きな所で打てて、夢がかなって幸せです」と笑った。平岡海月(20)は「『おもてなし会』って、アイドル人生で1回しかないと思うんです。だから今日に全てをぶつけて、絶対に満足だって思ってもらえるよう、精いっぱい頑張ります!」と意気込んだ。

昨年3月から行われたオーディションで、5万1038通の応募から約4253倍の狭き門をくぐり抜けた12人。昨年9月に加入し、テレビ東京「日向坂で会いましょう」などでも徐々に存在感を放っている。

この日は先輩メンバーも過去に挑戦したマーチングやカラーガードなどのパフォーマンスや、即興劇、私服ファッションショーなどに挑戦した。

後半のミニライブは四期生初のオリジナル曲「ブルーベリー&ラズベリー」からスタート。正源司陽子(15)センターで「ドレミソラシド」、藤嶌果歩(16)センターで「キュン」を披露した。正源司は「最高に楽しくて。楽しくてしょうがないって感じで踊りました!」と笑った。

さらに小西夏菜実(18)センターで「こんなに好きになっちゃっていいの?」、清水センターで「青春の馬」をパフォーマンス。本編ラストの「JOYFUL LOVE」(宮地すみれセンター)前には、1人1人がスピーチして思いのたけを伝えた。岸帆夏(18)は「この日のために12人で頑張って来て、つらいこともあったけど、終わってしまうのは本当に寂しくて仕方ないです」と号泣。「私は本当に迷惑ばかりかけてしまう人間で。でも『そんなことないよ』って皆さん言っていただいて。本当にここにいてよ良かったです。日向坂46に入れてよかったです。幸せです」と涙した。

アンコールが沸き起こると、メンバーたちが再登場した。清水は「私たち四期生が『日向坂46!』ってアンコールをいただけるとは思っていなくて…。本当にうれしいです!」と喜んだ。ステージ上で円陣を組み、気合を入れた。再び「ブルーベリー&ラズベリー」を披露。大歓声を浴びた。清水は「これからも四期生一同、先輩方の大きな背中を見て、謙虚さ、礼儀、感謝を忘れずに、たくさんたくさん成長していきたいと思います! 私たち四期生は、おひさま(ファンの総称)の皆さんが大好きです!」と笑顔でアピールした。【横山慧】