元フジテレビのフリーアナウンサー笠井信輔(59)が13日、ブログを更新。ミュージカルの劇場で遭遇した、マスク着用をめぐる観客のトラブルについて、その一部始終をつづった。

笠井アナは、新型コロナウイルス対策としてのマスク着用が原則不要となることについて、「やっとマスクなしの生活に入ることができるというほっとした気持ちになると、同時に、本当に大丈夫だろうかと言う不安も拭いきれません」と率直な思いを吐露し、「というのも、先日こんなことがあったからです」と、自身が遭遇したトラブルについて書き出した。

笠井アナは、ミュージカルを鑑賞するために訪れた劇場で、開演5分前に20代後半とみられる男性客が「マスクはしません!」と大きな怒鳴り声をあげ、劇場スタッフともめている場面に遭遇。劇場にはマスク着用を求めるポスターが貼られていたが、その男性は「テレビでもマスクはしないで良いと放送しているのを知らないんですか!」「しかも、ここに入るときに熱がないことはわかっている。私は感染していない!」と主張し、開演のチャイムが鳴ったことでスタッフは説得をあきらめて出て行ったという。

「ちょっと会場内は異様な雰囲気になりました」と、ほかの観客も困惑している様子だったらしく、「Show Must Go On! それはわかりますけども今の状態ではどうかなと思いました もう少し説得してもいいのかなと」と、スタッフの対応にも触れつつ、「これからこんなトラブルが各地で起きるんじゃないかなと私は思いました」と推測。現在、劇場などではソーシャルディスタンスのための空席を設ける必要がない状況などに触れ、「『3月13日以降でもマスクを推奨する劇場、会場に関してはマスクをしてください』と言う発信を政府が強くをしていかないと3月に入ってからかなり混乱するのではないかなと思うのです」と懸念を示した。