女優内田有紀(47)が16日、都内で、マーベル・スタジオ制作の米映画「アントマン&ワスプ:クアントマニア」(17日公開)の完成披露試写会に出席した。同作は15年「アントマン」、18年「アントマン&ワスプ」の続編。内田はアントマンの頼れる相棒のワスプ/ホープ・ヴァン・ダインの吹き替えを務める。

黒のワンピース姿で登場した内田は「今作でもワスプを演じさせていただいております」と言うと慌てて訂正。「演じさせていただいてないです。吹き替えをね、本当にずうずうしくてすみません。声を担当させていただくにあたり、何度も何度もシミュレーションしていたら、今日この結末ですよ。出ている気分になってました」とあいさつし、場内を沸かせた。

劇中に登場するマーベル史上最強の敵カーンにちなみ「最強の敵は?」と問われ、内田は「深夜番組の食事シーン」と回答。続けて「食べちゃいますね。つられません? 深夜ドラマで見たら温めちゃう。夜中の2時にてんぷらとか食べちゃう」と明かし、イベントに出席した木内秀信(54)高橋李依(28)を驚かせた。

過去2作でアントマンの親友ルイス役で出演し、今作には登場しなかったブラックマヨネーズ小杉竜一(49)は“乱入”という形でイベントに参加した。太鼓腹を突き出しながら「ホンマですか。それしてたらこうなるんですよ。なんでわがままボディになってないんですか」と内田にツッコミを入れ、場内を爆笑に導いた。

最後に内田は「本当に平凡な父親だったスコット・ラングが、こんな敵と戦えるのかと。親心のような気持ちで心配になってしまうほどの最強の敵が現れてしまいました。今後のアベンジャーズにも続く作品となっております」とあいさつし、締めくくった。

身長わずか1・5センチの最小ヒーロー、アントマンとワスプは、「量子世界」に導く装置を生み出した娘キャシーたちとともに、ミクロより小さな世界へ引きずり込まれてしまう。そこで待ち受けていたのは、過去、現在、未来すべての時を操る能力を持つ、マーベル史上最凶の敵、征服者カーン。彼がこの世界から解き放たれたら、全人類に恐るべき危機が迫る。