決勝初進出のピン芸人、田津原理音(29=吉本興業)が優勝。賞金500万円を獲得した。

1stステージをトップ通過の田津原は、カードパッケージの開封ネタを披露。「裂けるイカ裂かずに食べる彼」「生まれてこの方保護フィルムを貼ったことのない彼」などのネタで笑いをとった。

審査員5人による優勝者投票の結果発表では、まずハリウッドザコシショウ、マジカルラブリー野田クリスタルが田津原に投票。リーチがかかったところで、小籔千豊、バカリズムが続けてきょんに投票。2対2となったところで、最後に陣内智則が田津原に投じて勝負が決まった。

田津原は「どんな人生~っ」と絶叫して大喜び。感想を聞かれると「明日、言います」とボケてから「もうちょっと、泣く要因が欲しいです」と話した。

◆田津原理音(たづはら・りおん) 1993年(平5)5月25日、奈良県生まれ。吉本興業所属。芸歴10年目。18年王者の濱田祐太郎と21年王者のゆりやんレトリィバァは同期。趣味は古着屋巡り、特技は写真撮影、ポスターデザイン。大阪まいしまシーサイドパークの「ネモフィラ祭り2021インスタグラムフォトコンテスト」でグランプリを受賞。175センチ、77キロ。血液型B。

◆R-1グランプリ ピン芸日本一を決める大会で02年に第1回を開催。R-1のRは「落語」の頭文字で第1回は全員が座布団上で漫談を披露していたのがルーツ。アマチュアでも出場でき、プロは第19回大会から出場資格が芸歴10年以内となった。

【R-1グランプリ】田津原理音V/ライブ速報