深田恭子(40)綾瀬はるか(37)石原さとみ(36)らを輩出した、芸能事務所ホリプロ主催のオーディション「第45回ホリプロタレントスカウトキャラバン」のグランプリが小田愛結(あゆ=11)に決まり5日、都内でお披露目された。今回は完全非公開で審査が行われ、昨年10月にグランプリが決定。当時11歳5カ月で最年少の受賞になる。

小田は「小5になってからモデルに興味を持つようになりました。みんなから愛されるモデルになりたい」とあいさつ。好きな俳優は阿部寛で、ドラマ「トリック」を見て好きになったという。「不思議な演技を見せてくれるところが好きです。共演できるなら娘役をやりたいです」。好きな女優は石原で映画「そして、バトンは渡された」を見て、好きになったという。「感動させる演技が好き。会いたいです」

自身を「アホな性格です」と評し、周囲からは「かわいいと言われます」。芸名については「どこにでもいそうな名前ですね」と常に本音で答えると、会場からは笑い声が起こった。

祖母が日系ブラジル人でブラジル料理が大好き。今後は女優やモデルを目指したいという。特技は子どもの面倒を見ることで「きょうだいが多くて、幼いころから面倒を見ていて好きになりました」。

小田はこの日、報道陣の前に初お披露目されたが、12日放送のTBS系連続ドラマ「Get Ready!」(日曜午後9時)の最終回に出演する。「とっても緊張しましたが、いいドラマになりました。セリフを覚えるのはそんなに大変ではなかったです」。

ホリプロスカウトキャラバンでこれまでの最年少は、41回大会の吉柳咲良(18)の12歳4カ月。前回のグランプリは山崎玲奈(15)だった。【竹村章】

◆小田愛結(おだ・あゆ)2011年(平23)5月2日生まれ、神奈川県出身。好きな学科は総合、特技は子どもの面倒を見ること、趣味は絵画。祖母が日系ブラジル3世でブラジル料理が大好き。算数が苦手も「あきらめず頑張ってます」。

◆ホリプロスカウトキャラバン 76年にスタートしたホリプロ伝統のオーディション。第1回のグランプリは榊原郁恵。ほか主なグランプリは、第9回井森美幸、第10回山瀬まみ、第20回佐藤仁美、第23回平山あや、第32回足立梨花、第34回小島瑠璃子。