英国のヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻が、5月6日に行われるチャールズ国王の戴冠式への公式な招待状を受け取ったことが明らかになった。夫妻の代理人が、英サンデー・タイムズ紙に声明を出し、電子メールでバッキンガム宮殿から戴冠式への招待状が送付されたことを明かしたが、夫妻が招待を受けて出席するかどうかは現時点では明らかにしていない。

米ピープル誌は先月、夫妻の関係者の話として、いまだ正式な招待は受けていないと伝えていたが、招待状をいつ受け取ったのかは分かっていない。

ヘンリー王子は今年1月に国王ら家族を批判する内容の回顧録「スペア」を発売し、王室との関係が悪化。国王は王子の出席を望んでいるものの、兄ウィリアム皇太子はヘンリー王子夫妻の招待に難色を示しているとも伝えられていた。ヘンリー王子も出席の条件として妻メーガン妃に対する謝罪を求めていることなども取りざたされており、戴冠式の前に家族と腰を据えて話し合いをすることを望んでいるとの関係者の話なども伝えられている。

戴冠式の当日は夫妻の長男アーチー君の4歳の誕生日と重なっていることから、出席が実現した場合も王子が単身での弾丸帰国になる可能性があると伝えられている。また、2020年に王室を離脱した夫妻は、戴冠式に出席した場合も公務に関わる場面はなく、バッキンガム宮殿のバルコニーに招待されることもないとみられている。戴冠式の翌日には豪華ゲストが出演する祝賀コンサートが行われるなど、3日間にわたって祝賀行事が行われることが発表されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)