2020年7月に30歳で亡くなった三浦春馬さんの最後の主演映画となった「天外者」(中光敏監督)が、4月5日に特別上映されることが決まった。

同映画の公式ツイッターアカウントは9日、「春の特別上映 vol.2決定 今年も感謝を込め、全国277館にて特別上映を実施いたします」と発表。「本編終了後には、<公開2周年特別上映>でも好評だった【完全未公開メイキング映像】も引き続き上映いたします」とした。日程は4月5日。

「天外者」は、幕末から明治初期にかけて活躍した大阪の実業家・五代友厚を主人公に「実もいらぬ、名もいらぬ、ただ未来へ…」と語ったという五代の志を次代につなぐべく、市民有志によって立ち上げられた「五代友厚プロジェクト」によって13年に企画がスタート。17年に田中監督と脚本家の小松江里子氏がタッグを組み、複雑な時代背景と膨大な関連人物からオリジナルの物語を創作した。その上で、五代のイメージにかなう「透明感があり強い信念を持ち、美しい」という理由から、三浦さんに主演での出演オファーを出した。共演者にも、坂本龍馬役に三浦翔平、五代の妻豊子役に蓮佛美沙子と、三浦さんと親交の深い俳優陣が集まった。