「第10回全音楽界による音楽会 3・11コンサート」が11日、東京・赤坂のサントリーホールで行われた。

発起人の作曲家三枝成彰さんらのほか、五木ひろし、坂本冬美、平原綾香ら多くの歌手が出演したほか、クラシック界の有志オーケストラ、ピアニスト仲道郁代らスター演奏者など、さまざまなジャンルの音楽家、著名人が集結した。

ステージに先立ち、歌手を代表してコンサートへの思いを語った五木は「3・11という日がやってきました。東日本大震災、あれから12年という月日が経ちました」としみじみ。「皆さんと力を合わせてチャリティーコンサートを開催し、私も何度か出演させていただいてきました。少しでもお役に立てればいいなと、アーティストの1人として思っています」と語った。

なお、発起人として出演予定だったデザイナー、 デザイナー、コシノジュンコさん(83)は、アキレス腱(けん)断絶のため欠席した。司会の露木茂さんから「アキレス腱を切断され、手術で入院中です。くれぐれもよろしくとのことです」とアナウンスされた。

集まった義援金額は1977万3928円だった。