テレビ朝日早河洋会長の定例会見が28日、東京・六本木の同局で行われた。

侍ジャパンの優勝で大会を締めくくったWBCは、軒並み高視聴率を獲得。同局では4試合を生中継し、16日の準々決勝イタリア戦で平均世帯視聴率48・0%、12日のオーストラリア戦で43・2%、11日のチェコ戦で43・1%、22日の決勝アメリカ戦で42・4%を記録した。

特にイタリア戦はWBCの歴代テレビ中継で最高の視聴率となり、テレビ朝日の番組でも歴代2位の数字となった。早河会長は「歴史的な視聴率で、地上波の訴求力、伝達力、表現力の力強さを実証した。正直、感動しました」とコメント。テレビ離れなどを念頭に「テレビのマイナス要素が言われる中での実績は喜ばしいし、自信になった」と喜んだ。

早河会長は、WBCに関連したドキュメンタリー番組の制作予定についても「何かまとめたい思いがある」と前向き。一方で「栗山監督が全局の番組に出演して事の真相をしゃべってしまっている。大谷選手や参加メンバーもインタビューに答えているので、裏話を見つけるのが大変」と苦笑いだった。