女優奈緒(28)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」(木曜午後10時、初回15分拡大)の第1話(15分拡大)が13日に放送され、平均世帯視聴率が5・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが14日、分かった。平均個人視聴率は3・1%だった。

同局連ドラ初主演の奈緒は、32歳で平凡なOLの主人公・吉野みちを演じる。永山瑛太演じる夫の陽一とは結婚5年目でセックスレス歴2年の夫婦。岩田剛典は奈緒の上司・新名誠役で、田中みな実は岩田の妻でキャリアウーマンの新名楓役。夫婦のセックスレスがテーマで、30代男女のタブーに切り込んだ禁断の恋愛ドラマ。一見幸せそうな2組の夫婦が複雑にもつれ合っていく。

原作はハルノ晴氏による同名コミック。制作陣には、社会現象を巻き起こした14年の同局系連ドラ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で演出を務めた西谷弘氏をはじめ、当時の制作スタッフが再集結した。

第1話で、フタバ建設・営業推進部で働くOLみちが登場する。結婚して5年になる夫、陽一と仲は良いが、いつの間にか夫は自分に触れなくなった。セックスレスになって2年。みちは人知れず悩みを抱えていた。

自分に魅力がないのか…。悶々(もんもん)と思いを巡らせていたある日、みちはつい、会社の後輩・北原華(武田玲奈)に「どこで下着を買ってるの?」と聞いてしまう。そこに、営業一部の上司・新名誠が通りかかる。華は「奥さま思い」と評判の新名にときめいている様子だ。

昼休みにみちがデパートの下着売り場にいると、突然華が派手な下着を差し出してきた。華は「そろそろ旦那さんにも刺激が必要」と無邪気に勧める。自分も派手な下着を手に取り「いつかニーニャ(新名)様の時のために」と積極的な華に、みちは「不倫はダメ」とくぎを刺す。新名には楓という妻がいるからだ。

華に勧められるがままに下着を買って帰宅したみちを、レスのことでここ数日ギクシャクしていた陽一は抱きしめて「今日は遅いから別の日に」と約束する。

そして、約束の夜。みちは帰宅途中、会社にスマホを忘れたことに気づく。取りに戻ると、スマホには陽一から“少し遅くなる”と連絡が入っていた。またすれ違ってしまいそうな不安に一人駆られるみち。するとそこに新名が現れる。