芸歴15年以上でブレークしていない“崖っぷち芸人”NO・1を決めるG1グランプリ決勝が16日、東京・内幸町のイイノホールで行われた。

お笑いコンビ、アンジャッシュ渡部建(50)が元お笑いコンビ、ツインカムでG1発起人のピン芸人島根定義(49)とMCを務めた。

午後3時開始予定が遅れたため、渡部は登場するなり「開演が遅れて大変申し訳ありません」と頭を下げた。

島根が「それだけですか」と、3年前の不倫スキャンダルをいじると、渡部は「あの件も、どうもすみませんでした」と謝った。島根が「おでんツンツン事件」と言うと、渡部は「それじゃありません。ネット見てください」と逆にツッコんだ。

島根が「この大会は芸歴15年以上の崖っぷち芸人NO・1を決める大会。本来だったら渡部さんが優勝です」と言うと、渡部は「賞金300万円、いただいていいですか」とボケた。

さらに渡部が、審査員のDJ社長の体調不良での欠席を報告。「私の監督不行き届きです。申し訳ありません」と謝罪すると、島根が「それだけですか」とツッコミ。渡部は「前の件も申し訳ありません」とキレ気味に叫んだ。

審査員のバラエティー演出家、マッコイ斎藤氏(53)はニヤニヤしながら「渡部君と久しぶりに話ができてうれしい。ありがとう」と話した。

出場者紹介で、崖っぷち芸人たちがメチャクチャな動きをすると、渡部は「俺だけお笑いから離れてるんだよ。こういうの慣れてない」とぼやいた。マッコイ氏が、採点の満点のランプ3つを全部点灯させて「渡部君に3つ。よくここまで来た」と笑うと、島根が再び「何かあったの」といじった。渡部は「ネット見ろよ」と、また叫んだ。

そして、出場者のふとっちょカウボーイ(49)が芸歴33年目と紹介されると、渡部は「先輩じゃないか」と驚きの表情を見せた。渡部は1993年(平5)デビューの芸歴31年目に当たる。