大阪・MBSテレビは22日、今年1月に急死した高井美紀アナウンサーが出演していた同局テレビ「住人十色」(土曜午後5時=関西ローカル)の2代目ナビゲーターに、入社2年目の海渡未来(かいと・みく)アナ(23)が決まったと発表した。

08年スタートの同番組は、家を通して「家族の形や住人の生き方」を紹介する。松尾貴史と三船美佳がMCとして出演し、高井アナは番組開始当初からナビゲーターを務めていた。

今回、2代目ナビゲーターに就いた海渡アナは立教大を卒業し、昨年4月に入社。立教大時代は水上スキー部に所属し、「第65回桂宮杯全日本学生水上スキー選手権大会・女子トリックの部」で日本一も経験。4年時には主将も務め、在学中に、小型船舶操縦免許を取得するなど、異色の経歴で話題になった。

このほど、海渡アナが参加した初回収録が行われ、MCの松尾から「あなた、誰?」などと、いじられながら番組デビュー。海渡アナは「ごあいさつが遅れました! 今週から担当させていただきます、海渡未来です」とさわやかに返し、一気に番組に溶け込んだ。

松尾、三船、海渡アナのコメントは以下の通り。

松尾 (海渡アナは)フレッシュというか初々しいというか、運動神経が発達されてるからなのか、反射神経っていうのか、当意即妙でやってくださったなという印象ですね。そのわりに、まだちょっと遠慮しながら、こっちが言い終わるまで話が途切れるかな? 次の段どりのことを切り出したいけど今言ってさえぎってしまっては? などと、気ぃ使ってもらってるというのが、介護されてるみたいでした(笑い)。

三船 ハッピーで、ほんとにいてくれるだけで華やかになるし、ぷりっとしてますね、空気が! あとね、松尾さんの目尻が下がってる気がします…。なんかいいですよね、すごくキャラクターもいいし、お人柄もにじみ出てるし。これからまた楽しみです!

娘世代と、40代のおばちゃん代表と、まだちょっと若いけど“じいじ世代”とね、みなに共感してもらえる番組になったらいいなと思います。

海渡 昨日の夜から、今朝も、ずっと緊張でドキドキしていて、こんなにこわばってる自分の顔見たことないかもってくらいだったんですが、終わってみて(2人が)とっても優しくて、ずっと笑顔でうんうんって話を聞いてくださるので、楽しかったです! 本当にあっという間でした! 先輩の高井アナウンサーが、すごく愛情を持ってつなげてくださった番組だと思うので、先輩が大切にされてきたものを私もしっかり大切にしつつ、ただ、そればっかりにとらわれずに、自分らしくもできたらいいなと思っています。