山田裕貴(32)が主演を務めるTBS系連続ドラマ「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」(金曜午後10時)第1話が21日、放送され、平均世帯視聴率(関東地区)が7・6%だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・4%だった。

同作は、都心へ向かう電車の一両が突然未来の世界にワープし、乗客のサバイバル生活が始まるというオリジナル作品。山田はゴールデンプライム帯(GP帯=午後7時~同11時)連ドラ初主演作品となる。

第1話で、2023年、春のある朝、表参道の美容室で働くカリスマ美容師の萱島直哉(山田裕貴)は、ある人物に会うべきかどうか迷いながら電車に乗車しようとしていた。

同じ頃、高校の体育教師・畑野紗枝(上白石萌歌)は、通勤途中の駅ホームにいた。視線の先には、ひそかに思いを寄せる消防士・白浜優斗(赤楚衛二)の姿があった。優斗もまた、ある複雑な思いを抱えながら電車を待っていた。

そんな3人が乗り込んだ車両には、有名大学農学部の院生・加藤祥大(井之脇海)、ネイリストの渡部玲奈(古川琴音)、ポップカルチャー専門学校に通う米澤大地(藤原丈一郎)、警備会社のサラリーマン・田中弥一(杉本哲太)、人材紹介会社を経営するキャリアウーマン・寺崎佳代子(松雪泰子)らが乗り合わた。互いに見ず知らずの乗客が、それぞれの目的地へ向かうほんのひと時、同じ車内で思い思いの時間を過ごす。いつもと変わらない朝がそこにはあった。

そんな中、一瞬走るかすかな閃光(せんこう)をきっかけに、電車は突如加速しトンネルへと吸い込まれていき、乗客は激しい衝撃音とともに揺さぶられた。気づいた直哉たちの前には、想像を絶する光景が広がっていた。