女優波瑠(31)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「わたしのお嫁くん」(水曜午後10時)の第5話が10日に放送され、平均世帯視聴率が5・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが11日、分かった。第1話から6・1%、6・4%、6・8%、5・6%だった。平均個人視聴率は2・8%。第1話から3・4%、3・5%、3・8%、3・1%だった。

波瑠は「水10」初主演で、同枠初の女性主人公。大手家電メーカー「ラクーン・エレクトロニクス」で営業部に勤めるOL速見穂香(はやみ・ほのか)を演じる。大手家電メーカーで営業神と呼ばれるほどのエリート社員だが、プライベートでは“汚部屋”で暮らすズボラ人間であるということを隠していた。

波瑠と初共演となる俳優高杉真宙(26)は、穂香と“お嫁くん”としてルームシェアをすることになる山本知博(やまもと・ちひろ)を演じる。穂香の同僚で、入社3年目の後輩社員。三人兄弟の末っ子で、個性の強い兄に溺愛されながら育ってきた過去がある。

第5話で、穂香から「気になっている」という言葉を引き出したことで、知博は浮かれていた。だが、穂香にとってかわいらしさが売りの新入社員・花妻(前田拳太郎)や、エリート社員の古賀(中村蒼)もそういう存在だと誤解した知博はショックを受け「しばらく帰りません」という書き置きを残して同居しているマンションから出て行ってしまう。

それを知った知博の同期・赤嶺(仁村紗和)は、家にシャンデリアやらせん階段、天蓋(てんがい)付きのベッドもある、と言って知博の“お掃除好き魂”を刺激し、彼をおびき出して自宅に住まわせる。寝室用のカーテンを買うために赤嶺とインテリアショップを訪れた知博は、偶然そこで穂香と遭遇。赤嶺から話を聞かされ、知博が今度は彼女の家で“お嫁くん”をしていると知った穂香はぼうぜんとなる。

穂香から知博の話を聞かされた親友の君子(ヒコロヒー)は、イラついた様子の穂香に「もしかして嫉妬してる?」と尋ねる。続けて君子は「放っておいていいの? ぼーっとしていたら赤嶺さんの本妻になってしまうかもしれないよ」と穂香に告げた。穂香は君子の言葉に動揺しながらも、自分に知博を迎えに行く資格があるのか、と苦悩する。

一方、知博は心配してくれている古賀に事情を打ち明ける。出て行った後もいつもと変わらない穂香の姿を見た知博は、子どもっぽいことはわかっているが自分からは穂香のもとへ帰らない、と古賀に告げた。