女優波瑠(31)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「わたしのお嫁くん」(水曜午後10時)の第10話が14日に放送され、平均世帯視聴率が4・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが15日、分かった。第1話から6・1%、6・4%、6・8%、5・6%、5・0%、5・5%、5・3%、5・2%、4・9%だった。平均個人視聴率は2・6%。第1話から3・4%、3・5%、3・8%、3・1%、2・8%、3・0%、3・0%、3・1%、2・8%だった。

波瑠は「水10」初主演で、同枠初の女性主人公。大手家電メーカー「ラクーン・エレクトロニクス」で営業部に勤めるOL速見穂香(はやみ・ほのか)を演じる。大手家電メーカーで営業神と呼ばれるほどのエリート社員だが、プライベートでは“汚部屋”で暮らすズボラ人間であるということを隠していた。

波瑠と初共演となる俳優高杉真宙(26)は、穂香と“お嫁くん”としてルームシェアをすることになる山本知博(やまもと・ちひろ)を演じる。穂香の同僚で、入社3年目の後輩社員。3人兄弟の末っ子で、個性の強い兄に溺愛されながら育ってきた過去がある。

第10話では、穂香と知博が暮らすマンションでギョーザパーティーが開かれる。参加したのは、高橋君子(ヒコロヒー)と赤嶺麗奈(仁村紗和)。知博は最近一緒にいすぎという理由から、ギョーザの下ごしらえだけして1人で映画を見に行っているらしい。赤嶺は「推しのギョーザパーティーにお呼ばれした」とはしゃぎ、早々に酔いつぶれてしまう。すると君子が、同居していた恋人と結婚することになったと穂香に報告する。「山本くんとはそういう話になったりしないの?」と問われるが、現実感がなかった。

別の日、家に忘れてきた弁当を知博から受け取る場面を佐々木克典(伊藤正之)と春日亮(佐伯大地)に見られてしまった穂香は、交際を2人に報告し、弁当を作っているのも知博だと打ち明ける。佐々木は2人の交際を祝福すると、めでたいついでにと言って、管理職にキャリアアップしてはどうかと持ちかける。

一方、赤嶺はこの会社にはカップルや夫婦は同じ部署にいてはいけない、という暗黙のルールがあることを思い出す。穂香と知博は、赤嶺からそれを聞かされる。しかも2人のケースでは、営業部のエースである穂香ではなく、知博が異動になるというのだ。もともと商品開発部志望だった知博は、異動も悪い話ではなかったが、すでに知博のスキルに気づいた総務が彼に目をつけているらしい。穂香は、自分のせいで知博が異動になるかもしれない、と責任を感じてしまう。