脚本家の倉本聰氏(88)が、88年の「海へ~See you~」以来35年ぶりに映画の脚本を手がけた「海の沈黙」(若松節朗監督、来年公開)の製作報告会見が16日、撮影が行われている北海道小樽市で行われた。主演の本木雅弘(57)とヒロインの小泉今日子(57)は、82年にデビューした“花の82年組”の同期で、15歳で出会い、公私ともに親交を深めてきた。俳優としての共演は、92年1月期のフジテレビ系月9ドラマ「あなただけ見えない」以来31年ぶり。

倉本氏は35年ぶりに映画の脚本を手がけた理由を「もうすぐすると死んじゃう。生きているうちに何か書きたいから」と語った。結ばれなかった男女が再会する物語を受け、広末涼子(42)と鳥羽周作シェフ(45)とのダブル不倫騒動への見解を問われると「愛は、不倫であること以前に永遠のものじゃないですか? 僕は広末さんを責めたいなんて全然、思わないし、上等じゃない? という感じが強い」と持論を展開した。