NHK BS1「ワースポ×MLB」でキャスターを務めるタレント菊池柚花(ゆうか、23)が7月2日にZOZOマリンスタジアムで行われるプロ野球、ロッテ-楽天で始球式を務めることが決まった。21日に所属事務所などが発表した。NPBの公式戦で始球式を務めるのは今回が初となる。

コメントを寄せた菊池は「このたびこのような大変貴重な機会にお声をかけていただき、とてもうれしく関係者の皆様に感謝申し上げます」とつづり、番組で共演したことのあるロッテ澤村拓一投手や黒木知宏一軍投手コーチ、昨年までロッテの監督を務めた井口資仁氏に触れ「NPBでの始球式は千葉ロッテマリーンズの試合でかなえたいという目標がありました」とした。

かねて始球式登板を熱望していた菊池は、4月に地元の栃木県内で行われた独立リーグ、BC・栃木の試合でも始球式を務め、見事なノーバウンド投球を披露していた。その時はロッテなどでも活躍したBC・栃木の成瀬善久選手兼任ヘッドコーチを前にワインドアップモーションから「大谷翔平さんを参考にしたツーシーム」を外角高めに放り、空振りを奪った。

ゆくゆくは「メジャーの舞台でも始球式をしたい」と意気込む23歳。着実にその歩みを進めており「夢にまでみたZOZOマリンスタジアムのマウンドで、魂を込めた渾身(こんしん)の1球を投げ込ませていただきます。すでに緊張と興奮で胸がいっぱいですが、マリンの風を味方にできるよう精いっぱい務めさせていただきます。当日はどうか温かな目で見守ってくださいますよう、皆さまよろしくお願いいたします」と意気込んだ。

◆菊池柚花(きくち・ゆうか)2000年(平12)1月19日、栃木県出身。明大在学中にスカウトされ芸能界入り。野球には明大在学中に神宮球場へ母校の応援に行った際に、当時のエース森下暢仁投手(現広島)の姿を見て夢中に。22年からMLBの面白さを試合映像などと共に伝える番組「ワースポ×MLB」土曜、日曜キャスターのほか、地元の下野新聞でコラム「しもつけ随想」連載、とちぎ未来大使なども務める。MLBの推し球団はメッツ。日本では西武とソフトバンク。特技は書道とピアノ。身長161センチ。