女優奈緒(28)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」(木曜午後10時)の最終話が22日に放送された。

同局連ドラ初主演の奈緒は、32歳で平凡なOLの主人公・吉野みちを演じる。永山瑛太演じる夫・陽一とは結婚5年目でセックスレス歴2年の夫婦。岩田剛典は奈緒の上司・新名誠役で、田中みな実は岩田の妻でキャリアウーマンの新名楓役。夫婦のセックスレスをテーマに、30代男女のタブーに切り込んだ禁断の恋愛ドラマ。一見幸せそうな2組の夫婦が複雑にもつれ合っていく。

最終話では田中演じる楓がキラーワードを連発した。みちのことをひきずる誠に対し「いつまで心のセックスしてるつもり? 寒気する」、仕事のロケ先で偶然会ったみちに対しては「逃げるな泥棒猫」と言い放った。その後立ち飲み居酒屋でも、みちに対し「誠はムッツリなの」と舌鋒(ぜっぽう)鋭かった。さらに「結婚というよろいを着て強くなったつもりでいたのかな」「元に戻るのって、前に進むより難しいのよね」と自戒の念を込めてつぶやいた。最後、誠と三差路で別れるときには「誠、私が戦友になってあげよっか」とアンニュイな笑顔を浮かべ、それぞれの道を歩んだ。

楓のワードセンスに対し、ツイッターでは「田中みな実の名言がすごい」「田中みな実ちゃん、カワイイ顔して怖え事言うわ」「今日はパワーワード多いね? それだけがおもろいわ」などと書き込まれていた。

原作はハルノ晴氏による同名コミック。制作陣には、社会現象を巻き起こした14年の同局系連ドラ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で演出を務めた西谷弘氏をはじめ、当時の制作スタッフが再集結した。