神木隆之介が主人公、牧野富太郎を演じるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~金曜)の11日に放送された第72話の平均世帯視聴率が17・2%(関東地区)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は9・6%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第55話、第59話、第65話の17・9%。

108作目の朝ドラで高知出身の植物学者、牧野富太郎の人生をモデルにしたオリジナルストーリー。体が弱くいじめられがちだった少年・万太郎は植物の魅力にとりつかれ、秘めた才能を発揮。野山を歩き回ることで丈夫な体を手に入れる。小学校中退という学歴にもめげず、独学で植物学をきわめ、東京帝国大学植物学教室の門をたたくことになる。ヒロインは万太郎を支える妻の寿恵子を浜辺美波が演じる。あいみょんが主題歌を担当しタイトルは「愛の花」。宮崎あおいが語りを務める。各週のサブタイトルには物語内で描かれる花の名前が付けられる。

あらすじは、図鑑作りに向けて動き出した万太郎(神木隆之介)。寿恵子は、万太郎と伴走するつもりが何もできずにいる自分が情けなく、福治(池田鉄洋)に相談するが、身の丈に合わない望みは不幸になると言われる。一方、万太郎は、大畑夫婦(奥田瑛二・鶴田真由)に図鑑作りの相談をするが、印刷所は大忙しで印刷機がいつ空くか分からない状況。そこへ突然寿恵子がやってきて、「石版印刷機を買うことはできませんでしょうか」と提案をする。