俳優杉野遥亮(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ばらかもん」(水曜午後10時)の第2話が19日に放送され、平均世帯視聴率が5・3%(関東地区)だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話は5・9%だった。

平均個人視聴率は3・1%で、第1話は3・3%だった。

杉野にとってはゴールデン・プライム帯(午後7時~同11時)連続ドラマ初主演となる。本作は日本一美しい海を擁するとも言われる五島列島が舞台。書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの青年書道家・半田清舟(はんだ・せいしゅう/杉野遥亮)が五島列島で出会った琴石(こといし)なる(宮崎莉里沙)ら島民たちとの交流を通じ、書道家として、そして人間としても成長していくハートフル“島”コメディー。「ばらかもん」とは、五島列島の方言で“元気者”を意味する。また、田中みな実、綱啓永、豊嶋花、近藤華、山口香緒里、ずん飯尾和樹らが出演。

原作は「ガンガンONLINE」、月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)にて2008年から2018年にかけて連載された同名コミック。全18巻という長期連載に加え、スピンオフ漫画(「はんだくん」全7巻)も発行されるほどの人気を誇り、シリーズ累計1000万部超えを果たした。2014年にはアニメ化、2016年にはスピンオフ漫画もアニメ化された人気作が、このたび、満を持してドラマ化される。

▼第2話あらすじ

清舟が長崎・五島列島に移住してから1カ月が過ぎようとしていた。そんな折、清舟のもとにマネジャーの川藤鷹生(中尾明慶)から電話が入る。ある書道展に応募した清舟の作品が、準賞だったという知らせだった。自信作だっただけに、清舟は大賞がとれなかったことにショックを受ける。しかも、大賞に選ばれたのは18歳の新人・神崎康介(荒木飛羽)の作品だと知り、ぼうぜんとなる。

そこに、郷長の木戸(飯尾和樹)と高校生の息子・浩志(綱啓永)がやってくる。近く行われる町民体育祭で七ツ岳郷が万年最下位から脱出するために、清舟にゼッケンの文字を書いてもらいたいのだという。書展の結果に落ち込む清舟はそんな場合ではないと断ろうとするが、郷長は「団結力のためには新しいゼッケンが必要なんだ」と告げると、大量のゼッケンを押しつけて去って行く。

そんな中、福江島を豪雨が襲う。家の雨戸は吹っ飛び、携帯は水没し、風呂は壊れるなど、清舟は散々な目に遭う。書展の結果も相まって、さらに落ち込んでしまう。なるは気分転換に清舟を村の餅拾いの行事に誘い出す。