秋元康氏が監修する「昭和歌謡・昭和ポップス リバイバルプロジェクト」のオーディションを勝ち抜いた最終候補者12人が25日、都内で行われた会見に出席し、アーティスト、役者、元Jリーガー、サラリーマンなどさまざまなキャリアのメンバーがお披露目された。Aチーム「SHOW-WA」(ショウワ)とBチーム「MATSURI」(マツリ)の2組に分かれ、メジャーデビューをかけ戦うことも明らかになった。

ジャパン・ミュージックエンターテインメント、Y&N Brothers、エイベックスグループがタッグを組み、25歳以上を募集する異例のオーディション「夢をあきらめるな! オーディション」を行った。3000人以上の応募からWEB審査、2次審査、最終審査、合宿を経て12人に絞られた。

「SHOW-WA」のメンバーは料理研究家の寺田真二郎(39)、元「SOLIDEMO」の向山毅(35)、元Jリーガーの青山隼(35)、元タレント運転手の山本佳志(35)、元テレビ技術者の井筒雄太(32)、大手企業「損保ジャパン Indeed」のサラリーマンを辞めて夢に挑戦する塩田将己(31)。

「MATSURI」のメンバーは元「SOLIDEMO」のシュネルこと渡辺真(37)、音楽ユニットやモデルとして活動してきた柳田優樹(37)、元「サーターアンダギー」の松岡卓弥(33)、現役保育園看護師とメンズモデルを兼業している鈴木渉(31)、ボーカルグループとして活動しながらゴミ収集に従事してきた橋爪健二(30)、元ボーカルグループで活動し再起をはかる小野寺翼(28)。

青山は「少しでも皆さまに笑顔を届けられるよう頑張ってまいりますので、よろしくお願い致します」と伝えた。伯母の女優篠ひろ子には前日24日に報告したという。「『あんたが歌? ダンス? 大丈夫なの!?』って言われました。『ライブで仙台来たら見にいくから、手を振りなさいよ、見つけなさいよ』って言ってくれました」と明かした。

今後は来年元日にエイベックスからのメジャーデビューをかけ、9月から両チームが激しく戦う予定という。向山は「これがラストチャンスのつもりで頑張ります」と意気込んだ。