伊藤沙莉が主演するテレビ朝日系ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」(火曜午後9時)の第5話が8日に放送され、平均世帯視聴率が7・7%(関東地区、速報値)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・5%だった。

前回の世帯は7・5%、個人は4・2%だった。

家の明け渡しや貴金属の差し押さえなど、裁判所で出された結論が実現されない場合、それを強制的に執行する「執行官」を題材にした物語。伊藤は、織田裕二ふんする執行官の小原樹に「犬に好かれる能力」を買われ、執行補助者となる吉野ひかりを演じる。伊藤のゴールデン帯連ドラ初主演作となる。

◆第5話のあらすじ

アルバイトで犬の散歩をしていたひかりの前に、夜逃げしたペットサロンの元社長・上野原美鶴(板谷由夏)が現れる。今度は犬とトリマーのマッチングアプリの会社を始めたと話し、「これはペット業界を天職とするあなたのための仕事よ」とひかりを誘う。差し押さえに懲りることもなく、ますますパワーアップしている様子の上野原に、ひかりはあぜんとする。

そんなひかりのもとに、執行官の小原が仕事の連絡にやってくる。今回の事件は、「花巻みらいクリニック」の院長・花巻健吉(竜雷太)への、医療機器の代金未払いによる動産差し押さえ。執行当日、事務員の栗橋祐介(中島健人)らとともにクリニックにやってきたひかりは、健吉の娘で医師の利恵(野波麻帆)と、その兄で事務長の康介(松本実)に迎えられ、健吉の自宅客間へと通される。差し押さえ物品の競り売りの最中、ひかりは健吉と利恵、康介が言い争っているのを目撃し、家族内に何かトラブルがあるのを察する。

上野原からの新会社への誘いを受けながらも、執行補助者の仕事に少しずつやりがいと使命感を抱き始めているひかり。栗橋や、執行官の日野純二(勝村政信)、渋川万亀夫(渡辺いっけい)らの話でさらに心揺れるが、そんな思いを知る由もない小原からは、就職が決まりそうなことを「祝福する」と言われてしまう。