慶大薬学部卒の薬剤師でタレントの福井セリナが東京・新宿の「漢方薬局 太陽堂」の広報兼アンバサダーに就任したことが15日、発表された。

福井は慶大卒業後、タレント活動をしながら東京・銀座にある調剤薬局で薬剤師として働いていたが、今年5月から太陽堂に勤務している。

昨年4月からは文化放送の「カラフルブーケ」(土曜午後7時)のパーソナリティーをつとめるなどタレント活動も活発にこなしている。その発信力を買われて、同薬局が経営する「オンライン漢方薬局 嶺耀堂Reiyodo」と併せて広報兼アンバサダーにも就任した。

クリエーティブや内装ディレクションなど裏方の仕事も積極的にこなし「毎日が新鮮で、充実しています。基本はフルフレックス(時間自由勤務)ですが、コミュニケーションも大事なので極力、顔を出しています。願ったりかなったりの職場です」と話している。

福井が漢方に興味を持ったのは、自身の体験による。新潟に住んでいた子供の頃、福井は長袖で体育祭に出るほどの「紫外線アレルギー」だった。それが、漢方を飲んで治ったという。

「自分の助けられた経験を、悩んでいる皆さんにお教えしたい。治って行く患者さんを見るのがうれしいです」と振り返った。

太陽堂のX(旧ツイッター)は、約8万人のフォロワーを持つ。また、「嶺耀堂Reiyodo」の方はオーダーメード&オンラインで、来店しなくても症状にあった漢方の調合が可能。高価なイメージのある漢方を、比較的安価に手に入れることができる。

「タレント業」に加え、「薬剤師」「広報兼アンバサダー」の、福井の“三刀流”に注目だ。