俳優杉野遥亮(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ばらかもん」(水曜午後10時)の第7話が23日に放送され、平均世帯視聴率が4・8%(関東地区)だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。第1話から5・9%、5・3%、5・3%、5・0%、4・7、4・3%だった。平均個人視聴率は2・7%で、第1話から3・3%、3・1%、2・8%、2・8%、2・8%、2・3%だった。

杉野にとってはゴールデン・プライム帯(午後7時~同11時)連続ドラマ初主演となる。本作は日本一美しい海を擁するとも言われる五島列島が舞台。書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの青年書道家・半田清舟(はんだ・せいしゅう/杉野遥亮)が五島列島で出会った琴石(こといし)なる(宮崎莉里沙)ら島民たちとの交流を通じ、書道家として、そして人間としても成長していくハートフル“島”コメディー。「ばらかもん」とは、五島列島の方言で“元気者”を意味する。また、田中みな実、綱啓永、豊嶋花、近藤華、山口香緒里、ずん飯尾和樹らが出演。

原作は「ガンガンONLINE」、月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)にて2008年から2018年にかけて連載された同名コミック。全18巻という長期連載に加え、スピンオフ漫画(「はんだくん」全7巻)も発行されるほどの人気を誇り、シリーズ累計1000万部超えを果たした。2014年にはアニメ化、2016年にはスピンオフ漫画もアニメ化された人気作が、このたび、満を持してドラマ化される。

▼第7話あらすじ

神社の前を通りかかった清舟は、なると久保田陽菜(寺田藍月)に出会う。清舟が宿題をやっていないと言うなるを注意すると「大きくなったら“やくそうけんきゅうか”になる」と言って、石段に空いた穴に野草を詰め込み始めるなる。何とその穴は、ヤスば(野村ヤス:鷲尾真知子)が子供の頃からあり、同じようにままごと遊びに使われていたらしい。清舟は世代を超えて受け継がれていることに感慨を覚える。

同じ頃、東京の半田家では、清明(遠藤憲一)が川藤鷹生(中尾明慶)に休暇を申し出ていた。だが、超一流ホテルから館内に飾るため、清明に作品を書いてほしいという依頼を受けていた川藤は、休んでいる暇はないのでは、と言って反対。すると、半端な作品を書くわけにはいかないのだから、清明はそのための準備期間だと思ってほしいと返す。実は清明が休暇をとって行こうとしていたのは、清舟が暮らしている五島列島だった。そこにやってきた妻のえみ(長野里美)は自分も一緒に行くと言い、清舟にお見合い話を切り出そうとする。

両親が島に来るとの連絡を受けた清舟は、なるや山村美和(豊嶋花)たちに、家への立ち入り禁止を命じる。だが、すぐにそんなことは無理だと気づいた清舟は、1つだけ言っておくと前置きし「ウチの母さん、すごく面倒くさい人だから」と忠告する。それから数日後、清明とえみ、川藤が五島列島にやってくる。