林家木久扇(85)が27日、来年3月で出演中の日本テレビ系バラエティー「笑点」を卒業すると発表した。同日放送の同局系「24時間テレビ46」の生放送内で明かした。

木久扇は「来年の3月をもって笑点を卒業したいと思います。芸というものは次の世代にバトンタッチしなければいけません。私の座布団も芸も新しい人にバトンタッチいたします。今日の24時間テレビ、明日のために今日をつなごうというテーマで、私は背中を押されたわけであります」と語った。

近年メンバーに加わった桂宮治(46)、春風亭一之輔(45)らの存在にも触れ「番組も大変面白くなってまいりいました。私のところにも1枚加わって、新しい風が吹いて面白くなります。何かあったらすぐ駆けつけます」とあいさつした。

 

◆林家木久扇(はやしや・きくおう)1937年(昭12)10月19日、東京都生まれ。60年に3代目桂三木助に入門し、その死後、8代目林家正蔵(後の彦六)門下に移り、木久蔵と改名。69年から「笑点」の大喜利メンバーとなり、72年に真打ち昇進。07年に木久蔵の名前を長男に譲り、木久扇と改名。絵はプロ級で、絵本など著書も多数。