モーニング娘。やAKB48らを育て、がんのため61歳で亡くなった振付師でダンサーの夏まゆみさんのお別れ会「魂に出会う会」が28日、都内で行われた。モーニング娘。2期メンバーの市井紗耶香(39)は「今もこの胸に生き続けています」と涙で感謝を述べた。

市井は「教えていただいたひとつひとつ、25年たった今も体の中に染みこんで、決して消えません」とし「表現する楽しさを教えてくださりありがとうございます」と話した。

5月には一緒に火鍋を食べに行く約束をしていたという。「夏先生はご自身の思いを誰にも打ち明けず戦っていたのかな。『ごめんねー。少しだけ体調が悪いから』とメールをくれました。気付けなくてごめんなさい」とし、恩師に「今もこの胸の中に生き続けています。遠くから近くから見守っていてください」と語りかけた。

夏さんは初期のモーニング娘。やAKB48などを中心に、300組以上のアイドルや芸能人を育てたダンスプロデューサー。93年、米ニューヨークのアポロシアターに日本人で初めてソロダンサーとして出演し、98年、冬季長野オリンピック閉会式の振り付けも考案・指揮した。6月21日、がんのため死去した。