ジャニーズ事務所は7日、ジャニー喜多川氏(19年に死去)による性加害問題をめぐり都内で会見を開いた。と東山紀之(56)井ノ原快彦(47)らが出席した。その中で、東山の新社長就任を正式に発表した。

東山は「新社長に就任した東山です。ジャニー喜多川氏の性加害を認め謝罪します。この事実に真摯(しんし)に向き合います。年内をもって表舞台から退きます。真摯に取り組んでいきます」と芸能活動引退を宣言した。

ジュリー氏は「私はチームの提言を真摯(しんし)に受け止め、9月5日を持って経営責任を持って代表取締役を辞任しました。新しい社長は東山紀之が務めさせて頂きます。副社長の白波瀬傑も辞任しました」と、副社長の白波瀬傑ともども辞任し、当面、役員にとどまる考えを示した。

東山は「誠心誠意、取り組むことが全ての出発点。性加害について見て見ぬふりもして、何の対策もしなかったと明言されている。この件に関し、深くお詫びしたい。被害者の方の補償も真摯(しんし)に向き合い、対応させていただきます」と語った。そして「私は新社長として、外部チーフオフィサーを招聘(しょうへい)し、こうした問題が起こらないよう、防止策を考えています。ガバナンスの再構築を図ります。ファンの皆さま、一生懸命やっている所属タレントの信頼を取り戻すために全力を尽くします。失った信頼を取り戻すのは大変、時間がかかる。その問題に命を懸けて取り組んでいきたい」と訴えた。

先月29日に外部専門家による再発防止特別チームが会見を行い、ジャニー氏の長年にわたる性加害を事実と認定。座長の林眞琴前検事総長は問題の背景として1962年(昭37)の創業からジャニー氏、ジャニー氏の姉の藤島メリー泰子元名誉会長(21年死去)、めいのジュリー氏と続く「同族経営」の弊害を指摘。「ジュリー氏が経営トップのままでは、今後社員や職員の意識を根底から変えて再出発することは極めて困難と考える」などと述べ、ジュリー氏の退任を求めていた。

東山は1966年(昭41)9月30日、神奈川県生まれ。79年5月にジャニーズ事務所に入り、82年に少年隊を結成し、85年に「仮面舞踏会」でデビューした。同事務所で初めてNHK大河ドラマに主演するなど活躍。私生活では10年に女優木村佳乃と結婚している。現在は所属タレント最年長で“長男”とも呼ばれている。

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