NHK Eテレ「ニャンちゅう」シリーズのキャラクター、ニャンちゅうの声などで知られ、筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断されて闘病している声優の津久井教生が、病名を公表してからの約4年間を振り返った。

津久井は、「この病気に罹患したことを公表して、まもなく4年になります」と18日までにブログを更新。「最初はやれるところまでお仕事をさせてもらおうとしていました。そして周囲のかたのおかげで思い切りやらせていただいてよい着地点に着陸させていただきました」と回想した。しかし病は手強く、「しっかりと進行の手を止めずに昨年の12月に気管切開をするに至りました。声を出すことができなくなりました。喋れなくなりました」とのこと。「今後一体私に何ができるんだろう 手術後の生活に慣れることを優先しながら模索を続けています」と声を失った現在の想いを吐露した。

現在は「津久井さん、こんなことできますか?」という頼まれごとが「対症療法になっています」という。「この体の状態ですと時間にゆとりがあるものになりますがやることがあると楽しくてワクワクするので体調維持につながります。進行が少し遅くなった気がします」と頼まれごとが心の支えになっていることを明かし、「出来ることをやっていきます」を笑顔の顔文字つきで意気込んだ。