ウォルト・ディズニー・ジャパンは21日、Disney+(ディズニープラス)内ブランド「スター」の日本発オリジナルドラマシリーズとして22年12月28日から配信された、柳楽優弥(33)主演のドラマ「ガンニバル」の、シーズン2の制作が決定したと発表した。

「ガンニバル」は、「週刊漫画ゴラク」で18年10月から21年12月まで連載され、累計発行部数350万部超と人気の、二宮正明氏の同名漫画を実写化。閉ざされた村社会で常識が揺るがされるサイコスリラー作品だ。

狂気じみた一面を見せる主人公の警察官・阿川大悟役の柳楽をはじめ、供花村を支配する後藤家の次期当主・後藤恵介役の笠松将(30)大悟の妻・有希役の吉岡里帆(30)ら主要キャスト陣の続投が決定。片山慎三監督(42)と、米アカデミー賞国際長編映画賞とカンヌ映画祭脚本賞を受賞した映画「ドライブ・マイカー」で知られる大江崇允(42)、同作もプロデュースした山本晃久プロデューサーも続投する。

前作では、都会から遠く離れた山間にある供花村で、「この村では、人が食われているらしい」という、信じがたい噂の真相が徐々に明らかになり、大悟がある真実にたどり着く寸前のところで幕を閉じた。シーズン2では、供花村に隠された全ての真実が明らかになる。

俳優、製作陣が、次の通りコメントを発表した。

柳楽優弥(阿川大悟役) まずはシーズン2の制作が決まりうれしいです。前作の世界観はありつつも、影響力を持つ作品だと思うので今回もイノベーティブに作品が持つ力強さだったり、クリエイター、製作陣、スタッフ、キャストとエネルギーがたくさんあるこのチームで新たな風を吹かせたいなと思っています。ただ、冷静に目標達成を目指しつつもエンターテインメントとして作品に関わっているということを忘れずに、長期間の撮影みんなで集中して良いものを作りたいなと思います。期待して待っていてください。

笠松将(後藤恵介役) また後藤家に帰ることができて、心から幸せです。シーズン1を超えるスケールの作品を皆さまにお届けできるよう、安全第一で現場に臨みたいと思います。もうしばらくお待ちください。

吉岡里帆(阿川有希役) ついにシーズン2が始動します。前作が公開されてから大きな反響をいただき大変ありがたいなと思っていました。シーズン2では謎に包まれていた後藤家の全貌と、人食い村と言われるゆえん、歴史が描かれていきます。ガンニバルは後半にかけてさらに盛り上がっていく作品だと思っているので、出演者の1人として、そしてガンニバルファンとしてもワクワクしています。とはいえ、まずは撮らなければ、なのですが(笑い)。供花村の闇にのみ込まれそうでのみ込まれない私たち強靱(きょうじん)な家族の絆を、シーズン2でもお見せできればなと思っています。楽しみに待っていてください!

片山慎三監督 シーズン1をご覧になった皆さま、大変お待たせいたしました。前回で、明らかになった供花村の秘密が、その呪いが、より深く、より広がっていく様を描いて行けたらと思っております。さらにスケールアップした世界観を楽しんでもらえたらうれしいです。

大江崇允氏(脚本) ガンニバルは愛に関する物語なのかもしれません。決してホラーやスプラッターではありません。今回はこれにアクションが加わりました。もしホラーが苦手で敬遠されていた方はこれを機にぜひ原作を読んでいただき、よろしければシーズン1からご覧になってください。

二宮正明氏(原作者) あんな終わり方しといて、シーズン2、、もうないんだろうなと思っていた皆さま、同感です! 僕ももう諦めておりましたがまさかのシーズン!! 今回漫画にはなかった展開もありそうなのでより一層、一視聴者として楽しみにしております! ガンニバル万歳!!!!