テレビ朝日篠塚浩社長が26日、東京・六本木の同局で定例会見を行い、ジャニーズ事務所創業者ジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題に揺れる同事務所所属タレントの今後の起用についてコメントした。

篠塚社長は、来月2日に行われるジャニーズ事務所の会見など今後の動きを注視するとした上で「タレントの皆さんに問題があるとは考えていません。企画内容を考えてその都度総合的に判断していくことに、現時点で変更はありません。ジャニーズ事務所には所属タレントの皆さんの人権への配慮もお願いしたいと思っています」と述べた。

ジャニー氏の性加害を認定した04年の最高裁判決などを報じてこなかった過去の報道姿勢についても触れ、「当時私も報道局にいましたが、重大な人権侵害、性被害だと気付きませんでした。私も含めた当社の人権侵害、性被害への意識が著しく低かったと深く深く反省しています」と謝罪した。