人気映画シリーズ「ハリー・ポッター」でホグワーツ魔法魔術学校のダンブルドア校長を演じた、アイルランドの俳優マイケル・ガンボンさんが28日、肺炎のため亡くなった。82歳だった。英国の複数メディアが報じた。

英公共放送BBC電子版は、妻と息子から得た情報として、肺炎で発作を起こした後、家族に見守られた中、病院で亡くなったと報じた。

ガンボンさんは、英国の名優ローレンス・オリヴィエさんが立ち上げたロンドン国立劇場演劇会社のメンバーの1人としてキャリアをスタート。65年にオリビエさんが主演した映画「オセロ」で映画デビューを果たした。舞台俳優として、3度のローレンス・オリヴィエ賞を受賞した。98年にはエンターテインメント業界への貢献に王室からナイト爵位を授与された。

「ハリー・ポッター」シリーズには、05年の第3作「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」から故リチャード・ハリスさんに代わりダンブルドア校長を演じ、11年の最終作「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」まで6作にわたって出演した。